御霊宮御太皷
分担は、本町上組。 国産胴を使用。この太皷も二之宮の太皷ができるまでは日本一の大きさを誇っていた。 現在は、外材を使用した大きな太皷が増えて、小さい部類となってしまっている。 製作は昭和9年。現在の大国魂神社の全太皷中でもっとも古い。 材質は福島県産のミネバリである。 この太皷を作るとき、世話役は台湾の新高山まで材料を探しに行ったという。 しかし、それも徒労に終わり、山を何日もかけて探し回ったが、大きな木がなかったという。 昭和元年にようやく木が見つかり、乾燥を待つあいだ太皷の製作を集めたとのこと。 当時の額で1200円を集め、この太皷が小金井に届いたとき一晩中叩き続けたという。 |