2005年5月5日 大国魂神社 例大祭



もうじきおいで。神社へ向かいます。
 

担ぎ棒を担いでもって行く。
 


警固の列。
 

本来、御本社一之宮の場合は、御本社警固と一之宮警固と書かれたそれぞれ一対だけが神輿の前面に立つ警固でした。
これらは大警固と呼ばれるサイズの物を使います。それと、番場宿でこれらの輿を受け持ったため、番場の警固は大警固です。
本来、この番場大警固は後押さえの役を持った警固で、行列の最後となる御本社神輿の後ろについていた物です。
いつしかこれも前面に並ぶようになりましたが、今でも役割分担表には番場大警固後押と書かれています。
 

六之宮の行列です。
 

神社へはいるところ。絵になってます。
 

奥へと進む行列。
 

今年、直前で変更があったようで大変混乱しました。
太皷の位置が変えられたため、中へ進むのに時間がかかり非常に困りました。
 

無事中へ入り、これは中雀門の前にて。
 

花火を待つ御本社の太皷。
 

緊張感が高まってゆく。
 

大祭委員長からの挨拶。
 

花火はまだか。
 

今か今かと・・・・。時間がゆっくり進む。
 

花火が鳴り、時間が動き始める。中雀門の格子の向こうに一之宮が。
 

しかし、すぐには出てこない。
 

思わせぶりに鳳凰が揺れる。
しかし横木をつけるはずだ、まだしばらくかかる。
 

再び来た・・・。
 

門が開く。
 

神輿がゆっくりと・・・。
 

門をくぐる。
 

再びあがる。
 

待ちかまえていた担ぎ手が飛びかかる。
 

こういうのを、歓喜の時というのだろうといつも思う。
 


神輿が随神門に向かって進む。
一之宮は府中宿のうち番場宿が中心となっている。
現在は番場宿のなかの、神戸と片町が主体で、これは昭和50年頃に暫定的に決められたものという。
それまでは番場宿のうち、番場・西馬場(+屋敷分村)と神戸・片町が、隔年で一之宮と御本社を交代奉仕していた。
これを経費その他がかかるため、当面は暫定的に一之宮を神戸・片町、御本社を番場・西馬場で分担することにした。
 

随神門の手前では相当な土埃があがっている。
 

随神門をくぐり、いったん降ろされた一之宮。
 

続いて二之宮が出る。六所神領の八幡宿が中心だ。
 

再び土埃が。
 

激しく揉まれる二之宮。
 


二之宮が進む。
 

今年は本当に埃がすごい。
 

フラッシュを焚くと埃の粒がシャワーのように写る。
 

こちら三之宮。警固の代わりに高張りが四本つく。
 

門をくぐる。三度目の歓声が上がる。
三之宮は元の六所神領のうち、京所が中心となっている。
 

ホイサホイサ。
 

フラッシュ焚かないと駄目になってきた。埃が厳しい。
 

右はフラッシュなしの高感度撮影。さらに明度調整をしてみた。
どうしてもフラッシュなしでは難しい。
 

三之宮は屋根が大きく、十六菊の御紋が映えるように屋根に飾りを付けてない。
他の宮を見ると判るが、屋根に雲と呼ばれる飾りが付いている。
これは十六菊の御紋に雲をかけてはならないと言うことで、こうしたのだという。
側面の彫り物が白木であるのも特徴だ。
 

あたりはすでに夜になってきた。
 

こちら四之宮の警固列。四之宮は本町下組を中心にしている。
 

何度も書いたが、今年は擬宝珠に戻した四之宮。
 

非常に良いと思う。
 


四之宮のがっしりとした特徴がよく出る。
古くは白い綱に房もつけず、葺返しもない、誠にシンプルな姿だった。
 

続いて五之宮。五之宮は新宿(しんしゅく)が分担する。
新宿は府中宿の中でもっとも新しい宿である。
 

担ぎ手が手を打って迎える。
 

隙があれば飛び込もうとする担ぎ手。
 

皆一年間このときを待っているのだ。
 

埃が舞い上がる中、輝く五之宮の神輿。
 

随神門をくぐる。
 

そして六之宮の警固。六之宮も府中宿のうち新宿が分担である。
現在は新宿の中で、新成区と東馬場と呼ばれる地域が主体となっている。
 

中雀門を出る。すごい埃。
 

多くの担ぎ手が群がる。
 

門をくぐろうとする。
 

随神門をくぐるところ。
 

御本社の警固列。
 

記念写真。約束通り使っておきます。
 

中雀門が開かれた。
 

御本社がでる。御本社は府中宿のうち番場宿が分担する。
現在は番場宿のうち、番場、西馬場とさらに西隣の村であった屋敷分が奉仕する。
 

毎年のことながら興奮の極みである。
 


揉まれる。
 

歓声が上がる。
 

随神門をくぐり、横木を付け替える。
 

御霊宮の警固。「ごりょうぐう」と読むのが正式らしい。
しかし我々は「ごれい」あるいは「ごれいのみや」と呼ぶのが普通。
 

こちらはその御霊宮神輿。本町中組が分担する。ちなみに上組は太皷。
 


特徴のある姿である。
 

やはり皆嬉しそうだ。
 

どうしても埃が写り込む。
 
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