大国魂神社 先代 御本社神輿


 
先代 御本社神輿


 
明治35年〜37年製作 平成15年修理(市制50周年記念)
 
現在は、府中市郷土の森博物館に所蔵。 現在の神輿はこちら
上の写真は修復後、下の写真は修復前。
大工は銀大こと岡崎氏。佐藤弥一氏説もあり。
郷土の森の展示では佐藤弥一氏の製作とされているが、岡崎氏は番場の大工であったため岡崎氏の可能性が高い。
なお、佐藤弥一氏も同時に関わった可能性は十分にあり、岡崎氏が元請けをして佐藤氏に実務を出したという説もある。
材料はヒノキ。明治37年に披露目を行ったという。
帳簿によると、当時430円63銭7厘かけて新調されたという。
この神輿が完成した年には5月5日に大雨が降り、「あんな白木の神輿を作ったからだ」と言われたという。
現在の御本社も白木だが、神輿屋に言わせると屋根まで完全に白木というのは珍しいとのこと。
 
昭和47年まで使用され、翌年48年には現在の神輿が完成して引退。
市に寄贈され、当時の郷土館(現 宮町図書館 当時の中央図書館に併設)に収蔵される。
その後、郷土の森博物館が完成し、神輿も移設。
いろいろと問題があったものの、大国魂神社境内から郷土の森まで町内有志により担いでの移動が行われた。
この際、先代御本社御太鼓と久々の対面を果たし、先代の御本社太鼓の先導で巡行した。
郷土の森の10周年には、記念として現在の御本社御太鼓と共に園内巡行。
平成15年に大修理を行い、府中市芸術の森劇場にて行われた府中市制50周年記念イベントに参加。舞台上を渡御。
以来、郷土の森梅祭りにて、毎年園内渡御を行っている。
さらには、平成21年11月12日に、天皇陛下御在位20年を記念して、皇居前を渡御している。


 
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